保安用資器材の利用

警備員として道路に立つ際、絶対に必要なものが「保安用資器材」です。

この資器材があるとないとでは、立っている時の安心感、また、車の運転手への注意喚起による意識も全然違います!

現場では基本、きちんと設置するように呼びかけられていますが、危険意識の薄い現場だと、警備員を守るための資器材を設置してくれない現場もあります(汗)

資器材が無い状態では、警備員の命も危険に晒されます。

資器材を使うことは警備員の権利です!

現場が用意してくれない場合は、現場の作業員に一言、断りを入れて、積極的に借りるようにしましょう。

では、資器材にはどんなものがあるか見てみましょう。

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カラーコーン

工事現場の区間内や警備員の立ち位置などに置く、三角型の重りです。

基本の赤色や青色、もしくは黒に、黄色のテープや白のテープが斜めにデザインされたプラスチック製で、適度に重くしてありますが、国道などの風が強い現場などでは更にゴム製の重りを足して使います。

大きさも色々で、電気や電話の工事では比較的、小さなサイズのものが多く使われます。

コーンバー

カラーコーンとカラーコーンを繋ぐ、プラスチック製の棒状の資器材です。

通り抜ける隙間を開けたくない時に使います。

バリケード

折りたたんで、持ち運びが楽にできるように、比較的、軽い金属製のタイプです。

カラーコーンより目立たせたい、幅が必要な規制に使用します。
通行止めなどで主に使用する資器材です。

ガードフェンス

硬いワイヤーやプラスチック製で、人や車の進入を阻止する目的で使用される資器材です。

大人の胸元まで高さがあり、危険個所など、より強固に内部への侵入を阻止できます。

道路で穴を開けていたり、高い段差を区別したりするために設置される事が多いです。

矢印看板

道路などで、通るべき道を示す目的で使用されます。

折りたためるタイプと、設置型のタイプがあります。

工事を休止している場合は、布などで矢印を隠し、工事外であることを示す必要があります。

回転灯

工事現場の規制内や末端などに設置し、工事中であることを注意喚起する目的で使用されます。
電源を入れることで、中の回転灯が強い光を発しながら点灯します。

工事用信号機

文字通り、工事期間にのみ使用する、簡易信号機です。

裏には、時間のタイミングや光り方を調節する機材が付いており、その選択は道路状況などによって現場責任者に一任されています。

標示板

工事区間、工事期間、工事番号、施工主、責任者の連絡先などなど・・・。
工事に関する詳細を記した看板です。

予告版

工事区間内の延長に、「100m先」「50m先」など、等間隔で設置される「工事用予告看板」です。

※ちなみに、資器材の設置は、車の進行方向で!
 撤去は、車の進行方向とは逆から!が鉄則です。

撤去する際、進行方向から片づけてしまえば、最終地点がまだ片付いていないのに、車が現場に突っ込んでしまうことになるからです!

進行方向とは逆から片づけ始めて、最後の資器材と一緒に人も全員、退去、道路開放!
となるわけです。

これは、作業員の中にも知らない人が結構います!
責任者は知っているはずですが・・・。

知らないでいたら教えてあげてください。

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