道路交通法、第1条・・・目的

警備員が交通誘導を行う目的について説いている法律です。
簡単に言えば、道路を渋滞させることなく、安全にスムーズな交通をサポートする。
誘導に際し、邪魔になるような行動や動きは避け、なおかつスピーディーな対応が理想です。

スポンサードリンク

道路交通法、第24条・・・急ブレーキの禁止

車の運転手に対し、急ブレーキを掛けさせるような、危険行為をさせるのは、警備員として失格です。

運転中にアクセルを踏む、ブレーキを踏む、ハンドルを切る動作は、人それぞれの感覚によるため、警備員が動いて欲しいようには動いてはくれません。

警備員から見て、「ここで止まるだろう」と思って出した合図が、運転手には上手く伝わらず、結果、急ブレーキを掛けることになる場合があります。
そのため、警備員が誘導を行う際には、早めの合図、大きな動作が求められるのです。

道路交通法、第40条・・・緊急車の優先

これは、救急車、消防車、パトカーなどの緊急車両を最優先しなければならない、という内容です。

交差点を避けた道路左側に、速やかに停止させましょう。

これを曖昧にしてしまうと、後から警察からキツイお灸を据えられます(大汗)

それで済めばいいのですが、状況によっては会社の危機ということもあり得ます。
とても大変なことになるので、いかなる場合も、これだけは頭に叩き込んでください!

例えば、遠くからでも緊急車両のサイレンが聞こえたら、すぐに全隊員に連絡し、一般の車を停止させておく、現場内もしくは交差点に一般車が残っている場合は、仲間同士で協力し、一般車を退去させ、緊急車両の進路を確保、進行させなければなりません。

道路交通法、第43条・・・指定場所での一時停止

例えば、一時停止の標識がある場所での工事中、トラックや一般車を通行させる際、「普段から滅多に車が来ない場所だから」とか「左右の道路から明らかに車が来ないから・・・いいだろう!」という自己判断で車両を通してはいけません。

たとえ車が来ないとしても、歩行者しか通らない通路でも、一時停止の標識がある場所では、必ず一時停止させなければなりません!

私たち警備員の判断のみで、勝手な行動を第三者にさせてはならないのです。
警備員には特別な権限がないことを忘れないでください。

道路交通法、第70条・・・安全運転

車の運転手は、車の運転をするにあたり、人や物に危害を加えないよう、安全な運転をしなければならないという義務があります。

そういう意味では、警備員は勤務中に直接、車の運転をするわけではありませんから、関係ないように思われます。

しかし、警備員が車の誘導をするということは、運転手に対して合図をし、車の運転そのものをコントロールするようなものです。

そのため、警備員は運転手に対し、分かりやすく的確な合図、安全に速度を落とせるような早めの合図を送らなければならないのです。

急ブレーキを掛けたり、急ハンドルを切らざるを得ないような危険な合図ではいけません。

運転手に対して、安全な走行、運転を妨げるような行為を警備員が行ってはならないのです!

スポンサードリンク

警備員について

警備員になるために

警備業の知識

警備員の用具

警備員の仕事

このページの先頭へ