歩行者・自転車の誘導(1)

歩行者や自転車の誘導は、車の誘導のように荒っぽい態度ではいけません!

車の誘導も荒っぽい態度はNGですが、車が相手の場合は少々、気合を入れないと突破されてしまうので、気分的には「負けないぞ!」という気持ちで挑んでくれて構いません。

歩行者誘導で対するのは「人=人」です。

ちょっとした態度の粗が、クレームの対象になるのです。

まして、工事現場の近くを通る歩行者や自転車は、近隣の民家の住民である可能性が高いです。
1日に何度も現場付近を通る可能性は、充分考えられます。

そのため、トラブルを起こしてはマズいのです!

まず、歩行者がコチラに向かって歩いてきたとします。

警備員は、横柄な態度で歩行者が近づいてくるのを待っていてはダメです。

それでなくとも、警備員のイメージは住民に威圧感を与えやすく、近寄りがたい雰囲気で見られるものです。

とりあえず、話しかけやすい雰囲気作り、自然な笑顔を心がけましょう。

もし、「どこを通ればいいのな・・・?」迷うしぐさを見せたら、積極的に話しかけ、工事現場に設置された「歩行者用通路」を教えてあげてください。

どちらへ行かれますか?」「コチラをお通り下さい」など、言葉遣いは丁寧に。

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歩行者・自転車の誘導(2)

歩行者用通路は車道を優先するために、通常はとても狭く設置されています。

特にお年寄りや自転車通行者には、事前に声を掛けるようにしましょう。

現場によっては足元に段差があったり、砂利道で道が悪いなど、状況は様々。
声掛けで積極的に注意喚起を行いましょう。

例えば、自転車通行者には自転車を降りて通行してもらう、お年寄りの押し車などは、安全な場所まで運んであげる、など・・・。

1人で歩くのを怖がる子供や、不安そうにしている人には、一緒についていってあげてください。

私たち警備員は慣れていても、一般の人は、工事現場の騒々しさに恐怖を感じる人もいるのです。
決して急がせたり、1人にしたりしないように、気を付けてあげましょう。

また、歩行者用通路を通そうとしている際、向こうから通行してくる歩行者がいたら、少しお待ちいただいてください。

歩行者用通路の中で、歩行者同士、または自転車がかち合えば、事故のもとになる可能性があります。

よほど広く通路を確保出来ていない歩行者用通路では、やはり危険が伴います。

より確実で安全な歩行をサポートしましょう!

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