警備員の実態(1)
どこもそうとは言えませんが、大抵の警備会社は、正式な正社員をなるべく取りません。
扱いは概ね、準社員かアルバイトです。
1日8時間、立ちっぱなしで、10時と3時の休憩なんて夢のまた夢です。
現場のご厚意で休める時もありますが、基本、警備員は信号と同じですから、1度仕事を始めたら、トイレに行く暇もありません。
忙しい時は昼夜関係なく働かされ、暇なときは、全くといっていいほど仕事はありません。
数時間の休憩と仮眠を取り、昼夜と通して仕事をすることを「通し」と言いますが、3日続けて・・・なんてことも普通にあります(汗)
中には、あまりの過酷さに道路で立ったまま寝た、という人も居て、それが冗談ではないから怖いです(苦笑)
・・・一歩間違えば、車に轢かれて死にます!
警備員は日給月給ですから、出れば出るほどお金を稼げますが、仕事に出なければ当然、お金にはなりません。
先輩が「この仕事は、過労死か餓死のどちらかだな」と言った言葉に、妙に説得力がありました(大笑)
さらに、移動時間の片道2時間~3時間も珍しくは無く、交通費は雀の涙です。
与えられる現場も毎日、変わります。
毎日が違う人(警備員も作業員も)、違う状況のため、それなりの順応性がなければ務まりません。
警備員になりたい人は、大抵が制服に憧れて、やってみたいと思うようですが、憧だけでは長く続かないでしょう。
給料は安く、時給で言うとコンビニと同じくらい。
仕事の内容から見ると割に合わないです、完璧に。
それに加え、アルバイトですから、保険も失業もあるわけがありません。
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警備員の実態(2)
警備員の仕事は、1日中、同じ仕事とは限りません。
その日の現場が片側交互通行だからといって、ずっと片側交互通行だけ、とは限らないのです。
その際、誘導灯や誘導旗、時には+無線、徐行旗などを使い分けながら、仕事をこなすのですが、持っていた装備を置き忘れないように注意が必要です。
※盗まれたら犯罪に繋がる恐れもあるため、警備員の装備品は警察のものと同様、何一つ、第三者の手に渡ってはいけないのです!
ちなみに仕事の内容は、片側交互通行はもちろん、通行止めや歩行者誘導、トラックの出し入れや、バック誘導もあります。
場合によっては数時間、現場が動かず、ずっと待機、ということもあります。
(車の中で何時間も・・・思うより疲れるものです・・・)
現場によっては、移動することもあるため、場所や状況が変わることも多々あります。
当然、仕事の内容も変わります。
片側交互通行の誘導で、目が回るほど忙しいかと思えば、車も人も来ないような脇道で、何もすることが無い、という状況に。
ふと眠くなってしまうこともありますが、例えどんなに暇であっても、勤務中の警備員は、姿勢を正してピシッと、恰好よく立っていなければならないのです(大汗)
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警備員の実態(3)
警備員は現場の顔です!
スマホをいじったり、タバコを吸ったりなどは、もってのほかです。
どこで誰が見ているか分かりません。
道路で立っている場合などは特に、現場の最前線に立っているのが警備員ですから、国土交通省のパトロールカーや警察は、まず警備員を見ます。
服装や立ち姿はもちろん、立場上の礼儀正しい振る舞いや、住民に対するマナー、挨拶が出来ているかなどがポイントです。
現場のイメージは、警備員で判断される、といっても過言ではありません。
警備員は常に、人に見られているという意識を持たなければなりません。
警備員は、現場の要請や状況によって、隊員の人数も変動します。
警備員は基本、1人仕事です。
同じ現場に隊員が複数いても、常に誰かが側で見ているわけではありませんから、気分的には楽です。
あまり人と接するのが得意でない人には、向きかもしれません(苦笑)
しかし、道路の交通整理などを行う場合、狭い道なら1人で出来ますが、大きな交差点など、広い道路は1人では無理です。
当然、数人で片側交互通行をすることになります。
その際、共同で仕事をしなければならないため、中の悪い人同士では組まないように、その現場の班長が気を配ってくれる・・・はずです。
理想は、という話ですが(笑)
イライラしながらの交通誘導は、非常に危険なのです!
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