合図の重要性

警備員が誘導の際に、車に合図を送る時の注意点は「遠くからでも見えやすく、分かりやすい動き」と「タイミング」です!

警備員同士で片側交互通行する際に、どちら側の車を通すか、または「こちらから車を通します、止めてください」という意思表示をする時には、手を回したり、かざしたりして、お互いに合図を送り合います。

この「合図の出し方」と「立ち位置の選択」で、仕事の上手・下手が分かると言われます。

コチラがどんなに止めようと必死になっても、相手に伝わらなければ意味がありません。

誘導灯や旗をむやみに振る、発進か停止か分かりにくい、などのまぎらわしい合図やはっきりしない合図なら、最初から出さない方が良いくらいです。

例えば、時速60キロで走る車の停止距離は約40mです。

その距離も、運転手の体調や状態によっては大きく変化します。

運転手が常に、警備員に注視してくれているとは限らないのです!

余裕を持って安全に走行中の車を止めようと思えば、その3倍、約120m手前あたりから、停止の合図を出さなければならない計算になります。

合図を出す時は、自信を持って確実に止めるという強い意志で動いてください!

発進か停止か迷ったら止める!
これは道路に立つ警備員にとって鉄則です。

迷って発進させてしまい、事故を起こすよりは、停止させて安全を確認してから発進させる方が遥かに堅実です。

また、道路に立って片側交互通行をしている最中は、車の進行方向には絶対に背中を向けないことです!

実はコレで亡くなる警備員が圧倒的に多いです・・・。

大事なことなので、もう1度言います。

運転手は、常に警備員を見ているわけではありません!

わき見運転や突発的な病気による失神、警備員の出す合図が分からないからと直進する車さえいます(汗)

合図を出したから止まるだろうと、決して運転手を信用しすぎないでください!

スポンサードリンク

警備員について

警備員になるために

警備業の知識

警備員の用具

警備員の仕事

このページの先頭へ